WEIDER (ウィダー)

ウィダーは森永製菓の商標である。10秒チャージで有名である。
ビタミンインよりはエネルギーインを食事かわりに買うことがたまにあるが、わたしはなんとなく、そのパックの横を抑えながら、10秒後に、きちんとたためるように飲んでしまう。
くしゃくしゃにするよりは、ぺったんこにするべきであると、そう心に決めている。

カーボロード

グリコーゲン(グルコース)ローディング、あるいはカーボローディングというものがある。
運動選手が、レースやゲームの1週間前からは高たんぱくな食事をし、3日前からは炭水化物を多く取り入れ、エネルギーとなるグリコーゲンを肝臓や筋肉に多く含ませる。という食事法である。
わたしは独学で、といってもアシックスのスポーツシューズカタログを愛読していただけだが、中学校のスポーツテスト前にグリコーゲンローディングを実行していた。
しかし結果は思わしくなかった。今考えれば、その食事例では、食べ盛りにある中学生の普段の食事より炭水化物の摂取量が少ない。

80年代後半、ウイダーでは、カーボロードという清涼飲料水を発売していた。
炭水化物(carbohydrate)を充填する(loading)というネーミングであろうと推測する。
その名のとおり、炭水化物をドリンクで摂取できるすぐれもの?だった。
250g(gかmlか記憶が定かではない)缶が200円。一般人ではなく、ランナーやスポーツ選手を対象にしていたのだろうが、少し高く感じた。
そのカーボロードの24缶入り1ケースが、懸賞で当たってしまった。わたしはランニングが好きなわけでもなかったが、ランナーズという雑誌を購読していて、その別冊カタログの広告欄に応募券がついていたのだった。

カーボロードは、とてもおいしいとは言えなかった。
プロテイン摂取を補助するアサヒPF21や、やはりランナーズのプレゼントで当選した宝酒造の健康飲料沙棘(サーチ)などとは比べものにならなかった。
でも、運動時のエネルギーを取り入れると思えば味は関係なかった。

運動好きの友達にも自慢げに紹介した。
彼らとキャンプに行ったとき、わたしはカーボロードを持参し、共同のクーラーボックスに入れておいた。
夜、一緒にいた大人が、クーラーボックスから飲み物を探し、たまたま、カーボロードを手にした。
もちろんだれが飲んでもいいと思って入れておいたのだが、
「なにこれ、まずい。」
とあっさり言われたときにはショックだった。

ちなみに、ばばんばばんばんばーむ。のVAAM(高橋尚子が飲んでいるという)とは用途もメーカーも違う。