
セブンイレブンの袋がどんなものだったか思い出してみると、オバQのようなペンギンかなにかのキャラクターが、
「エコライフしましょ」
といっているようなもののイメージである。
他のコンビニと比べても、7ELEVENの文字はかなり目につかないはずである。
ところが、カナダのものは違う。セブンイレブンファンにはたまらない、見るからにセブンイレブンの袋である。
ちょっとレトロ調で、それを手にする人に懐かしさを感じさせることだろう。
しかも、日本と違い、なかなかこの袋をくれないのである。
エコライフを謳いながらパンひとつの買い物でさえも袋にいれてくれるような、矛盾した日本のコンビニとは違う。もちろん小売店でもスーパーバッグを減少させようとする動きがあることは確かだが。
なかなかもらえないとなると、余計に欲しくなるのが人間の性である。
カナダ人はたいてい、数点の買い物は、手で抱えて帰るのが普通なので、まず、かなり多めに買い物をする。手で抱えきれないくらいに。
とはいえ、日本では受け入れられないであろう味のソフトドリンク、ツウィッツラー、赤い色のポテトチップスなど、選ぶものに困ることはない。ホテルで食べて、カナダにいるんだという気分をさらに高めるのに役立つものはいくらでもある。
そのうえこの袋は、日本のものと比べると、かなり薄手なので重いものを入れると伸びてしまう。
いい状態の袋をコレクションするためには交渉がいる。
「重くて破れたら困るから二重にしてください。」
と英語で。
「もう一枚ください。」
と言うだけでよいのかもしれないが、少なくとも私の友人は、前者のように説明して袋をもらった。
そんな、特別な、プラスチックバッグである。
注: 店員によっては、少しの買い物でも袋をくれることもあるでしょう。客が日本人なら特にその傾向は強いと思われます。
備考: アメリカやカナダでは、ビニルという言葉は専門的なのか、プラスチックというらしい。
日本のスーパーバッグは主にポリエチレンだが、わたしはビニール袋という言葉を使っていた。ところが、広島では、ナイロンと言ったりする。それであえてプラスチックバッグという表現を用いている。
小さい(日本のセブンイレブンの6-Lサイズ相当)のもあります。