
インドネシアでは味の素が問題になっている。
(2001年現在)
その内容は、マスコミから情報をえておられるとおりである。
インドネシアは中国、インド、アメリカに続いて、世界で4番目の人口を有する。
そのうち約87パーセントはイスラム教徒であるといわれている。
以前、牛を食べないヒンドゥー教徒の多いインドにマクドナルドがオープンして話題になったが、イスラムの国ではビーフ100パーセントのハンバーガーは問題ないようである。
スラバヤというところのマックは店舗面積が1.4平方キロメートルという、驚異的なスケールの店があるらしい。(McDonald's TODAY 2000.7 より)
ところが、インドネシアでもバリ島はその住民のほとんどが、ヒンドゥー(バリヒンドゥー)だそうだ。
しかし、そのバリにもマクドナルドは存在する。バリの人たちもたまに見かける。
でもやはり、そんな民族、宗教ゆえに、豚や牛よりも鶏が好んで食されるようである。
その点で、有利なのがKFC、ケンタッキーフライドチキンである。インドネシアでも人気が高い。
マックはそれに対抗して、というより、「お客様のニーズにおこたえして」なのだろうが、ホットクリスピーチキンもメニューに加えられている。
それだけでなく、現地の人たちの主食である米飯もあって、チキン、ご飯(インドネシア語でナシ)、ドリンクのセットは、パケットナシという人気メニューだそうだ。
さて、フライドチキンはインドネシアではポピュラーな食べ物である。ケンタやマックに行かなくても、屋台などでも定番メニューとして見かけられる。インドネシア語ではAyam
Goreng アヤムゴレンという。
アヤムゴレンの素を買わなくても、から揚げの粉を買えば、日本でも鶏のからあげは食べられるのだが、あえてそのあたりをお土産としておさえるところが、玄人の技である。
このアヤムゴレンの素、裏に載っている作り方(英語とインドネシア語で表記)を見て作ってみた。
DIRECTIONS
Marinate 0.5kg pieces of chicken with 1 sachet
seasoning.
500グラムのチキンをこのシーズニングであえる。
Add 1 cup water, boil until liquid absorbed
and chicken become tender.
1カップの水を加え、茹でる。水分がとんで、チキンがやわらかくなるまで。
Deep fry until golden brown. Serve hot with
KOKITA Sambal Bajak and salads.
金茶色(golden brown)になるまで油で揚げる。
サラダとコキタのSambal Bajak ともに盛り付けてできあがり。
と、たぶんこんなことが書いてあるんだろうと思う。
しかし、わたしは揚げるときに油がとんだりするので、そこを割愛したので、写真のようにはできなかった。
一番重要なプロセスをカットしているのだから当然だが。