
これは、
ABC stores で売っている、何の変哲もない菓子である。
ただ、私の手を伸ばさせたのは、パッケージに描かれているキャンディーの一粒一粒に、Sと書かれていることである。
mの m&m's のパクリか。パロディーなのか。と非常に興味を持った。
私が、アメリカではこんなことも許されるのだと簡単に思い込んでしまったのはこんな理由がある。数年前、考古学者がコカコーラの瓶を発掘し、「なんだこれは。」と言いながらペプシを飲む、というようなペプシのCM を放映していたと聞いていたからである。
このたった1件の比較広告の事例だけで、アメリカではジョークのような類似品を販売するのも許されていると判断してしまったのだ。関連がないといえばないのだが、私の頭の中ではこれらが結びついてしまっていた。
ABC で Skittles を見た時、かなり面白い物を見つけたと信じて疑わなかった。感動して、購入した。
ただ、20ドルのトラベラーズチェックで支払って、現金のお釣りをもらうという目的もなかったとは言い切れないが。
しかし、日本に帰って、落ち着いてからこのパッケージを見てみると、なんと、Mars Inc. の商品だった。
つまり、m&m's と同じメーカーの製品だったのだ。がっかり、とか、安堵とか、複雑に気持ちが入り混じっていた。
類似品でないことがわかったら、なんの面白みもなく……次の楽しみは、強いて言えば、m 、S ときたから L を見つけることしかない。
しかも、さらなるショッキングな出来事が。
日本の実家の地元のスーパーでスキットルズを発見してしまったことである。メジャーな輸入雑貨店ならまだしも・・・。
ちなみに、一粒の大きさはm&m's とほとんど同じ。(写真右)スキットルズのほうが若干厚さがある。
m&m's ミニよりは粒は大きい。
(写真左)
5種の味が楽しめるという点は無意味に着色料を使っているm&m's に優る。緑色がライム、紫(ほとんどこげ茶)色はグレープ、黄色はレモン、橙色はオレンジ、赤色はストロベリー。
食感はほとんどキャラメルと同じだ。
スキットルズのサイト www.skittles.com