
ルートビアはアメリカやカナダではとてもポピュラーなソフトドリンクである。
しかし、ルートビアを紹介するほとんどの情報では、「日本人にはあまり受け入れられない味」と説明される。
ということは、逆にいえば、ルートビアを好きな人は日本人離れした味覚を有している。ということになる。
顔や性格を変えるのは非常に難しいが、ルートビアを好きになることは努力次第でなんとでもなる。普通においしいと感じる人はともかく、アメリカ人になりきりたい人にはてっとりばやい第一歩である。
わたしは、外国に行ったらなるべくルートビアを注文するようには心がけている。しかし、ファーストフードのお店に行っても、どうやって英語で注文するかに気を取られて、うっかりコカコーラやペプシを頼んでしまうことがしばしばある。A&Wレストランに入れば間違うことは少ないのだろうが。
今回、ハワイに行くことになって、友人からオーガニックのルートビアを依頼されたので、ABCストアやフードパントリーで探してみたが結局見つからなかった。たいてい防腐剤が使用されている。さらにホノルルではA&Wのルートビアはほとんど見られなかった。
捜している中で、ハワイらしいルートビアを発見した。(ちなみに購入したのはWard のマルカイ99¢ショップ。)それが、写真のルートビアである。缶を見る限り、日本のスーパーで39円で売っているUSColaや、国破れて山河在りにちなんだネーミングといわれる「サンガリア」みたいな雰囲気をかもしだしているが、れっきとしたコカコーラボトリングオブホノルルの製品である。